雇用保険とは
雇用保険について
雇用保険とは、名前のとおり、従業員の雇用に関連する給付を行う保険で、
国が運営しています。
以前は失業保険と呼ばれていたこともあり、働いていた人が失業したときに
お金をもらえるものというイメージが根強いですが、それだけではありません。
従業員の失業のほか、働き続けることが難しくなるような事由が起きたとき
(加齢、育児、介護)や、職業に関連する教育を受けたときにも、雇用保険
の給付が発生します。
つまり、雇用保険には失業だけでなく、働き続けてもらうことを目的とした給付があります。
従業員の雇用に関する保険ですので、会社の経営者側にはあまりメリットがないように
思われることもありますが、一定の要件を満たせば、助成金を受けることができます。
最近ニュースでよく取り上げられていますが、新型コロナの影響等で従業員を休業させざる
を得なくなった会社に支給される「雇用調整助成金」も雇用保険の助成金の1つです。
求人票でおなじみのハローワークは、国が運営する行政機関で、職業紹介を行う公的な
機関であり、雇用保険手続きの窓口でもあります。